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2011年5月
10年前はインターネットといえば、ホームページと電子メール、といったくくりでまとめることができたような気がします。

その当時私は商店街のバーチャルショッピングモールを運営する傍らホームページ制作サービスを行っていました。

そのときのインターネットビジネスはほとんどがホームページの作成で、企業はチラシがパソコン上で見られる程度の感覚で自社でもホームページを作ろう、という動きが強かったように思います。

ホームページ制作を請け負う立場からは、請負業者が様々な方法、立場でサービスを提供していたのを覚えています。

独立したホームページ製作会社というのは少なく、システム会社がホームページ制作を行ったり、広告デザイン会社がホームページを制作したり、それぞれ得意不得意ややり方に大きな差があり、今思えばかなりいい加減な市場だった様に思います。

大まかなイメージとしては、
●システム会社・・・ デザインが酷く、とても見れたサイトではない。しかもやたら高い。
●デザイン会社・・・ データがやたら重くて見れない。見れても絵だけ。
●独立制作会社・・・ 会社というより個人、またはSOHO。納期を守らない。やたら安い。

そんな状況だったのが、少しずつ苦手なところを克服しながら各方面から寄り合うようにホームページ制作サービスという業界が出来上がっていったような気がします。

それから10年が経ち、あの頃はインターネット市場といえばわりと行っているサービスの範囲は狭くインターネットそのものが新しい商品のように扱われていましたが、今ではインターネットは単なる手段として、そこから生まれてくるサービスや価値に競争が生まれる時代になっています。

しかしそんな中でもまだまだ未開のインターネット市場。
10年前と変わらず、企業や個人が模索しながら最適なものへ流れようとしているのを感じます。

10年前もそんな流れではありましたが、注目せずにはいられないサービスがありました。
楽天やYahoo!、2チャンネルやメルマガ配信サービスのまぐまぐなど。。
これらは全体の流れとは別のレイヤーで流れに乗っていたサービスです。

全体の流れの中でも十分にビジネスは成り立たせることができる時代であっても、それらは安易に浸かることなく、独自のサービスとして成長させてきました。

今、自分がしっかり見極め、正確な判断をしていきたいと感じているのはこの辺りです。
そのため、本流の儲かる流れに浸かることを恐れてもいます。
一方で本流を拒み無理をしてきた痛みも知っているので、その恐怖を感じて前に進めなくなることもあります。

ただでさえグローバルになっている現在、冷静に選択して集中できるものを掴むのは難しく、それでも休まず探求して行きたいと思っています。

10年前を振り返り、重ねてみることでいくつか見えるものがありそうです。
少なくとも、10年前の後悔は繰り返さないように戒めることができるような気がします。

孤独さを感じるときもありますが、これが性分。
心のバランスと脳に余裕を与えながら、一歩ずつ進みながら見つけて行きたいと思います。

10年前との比較、いいヒントが得られそうです。


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昨日、ブログを書いたところ、PINGOO!でブログとFacebookの連携をしているので、Facebook側で記事のコメントをもらいました。

ブログにコメントをもらうのも嬉しいけど、Facebookでもらうのはまたちょっと違う喜びがあった。

ブログのコメントはちょっと距離を置いた感じで励まされるのに対し、Facebookからのコメントはより身近な感じで声をかけられたような感じだ。

Facebookでは個人名が明かされてつながり、時間も共有している感覚があるので、より身近な親密感を感じながら、その出会いやつながりは継続されるような安心感や楽しみがあるように思いました。


今、インターネットは新しい環境が生まれ、変化していくスピードと、利用者側が対応できるスピードに無理が生じてると思えるほど、混沌としながら、ものすごい勢いで引きずられているような時代に入っているようにも思います。

そんな中でチャンスを見極め、時代を活かそうとするならば、早い段階で従来のインターネット思考からこれからのインターネットの前提に頭を切り替えてしまった方が良いのかもしれません。

その切り替えとは、FacebookやTwitter前提のインターネット活用に軸を置いてしまう、という意味です。

もちろん、FacebookやTwitterが全てを補うという意味ではありません。
今までなかった、「つながるインフラ」ができたことはやはり画期的です。
ならばそこに身を置いてしまえば、そのほかの情報やサービスが流れていることを体感でき、広い視野で見れる可能性があるという意味です。

今回のブログの記事に対してFacebookでコメントをもらえたこと一つをとっても、ただのコメントではなく、インターネットの今後の使われ方が推測できます。

企業の販促やマーケティングにおいても、さらには経営方針までも全く新しい発想が当然のように思え、勇気を持って挑戦することが時代をつかみ、活かすことのできるチャンスであるように思います。


以上は一つの考え方ですが、そのくらいの割り切りがあっていいと思います。


もう一つこれから更にインターネットの変化を起こすのはスマートフォン。
これはまた別の機会に書けたら書こうと思います。

ソーシャルメディア×スマートフォン。

また大きな流れが本格化してきそうです。


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先日、東京ビッグサイトのIT関連の展示会に行ってきて、いろんな流れを掴むことができました。

そんな中で感じた一つ。

中小ベンチャー企業と大企業の出展ブースにてこんな違いを感じた。

・大企業ブースは展示スペースがきれい。
・大企業ブースは配布する景品がきれい。
・大企業ブースは立っているお姉さんもきれい。

一方、
・中小ベンチャーブースは発想が魅力的。
・中小ベンチャーブースは商品も魅力的。
・中小ベンチャーブースは人も魅力的。

大雑把にこんな印象でした。
もちろん、企業によってかなり差はありましたが、全体的な印象についてはこんなイメージで、
サービスや商品などに関して言えば、大企業ブースははずれのないしっかりと作られた製品が多いというのに対して、中小ベンチャーブースではこれは面白い!と感じる製品がいくつかあるという感じです。

来場した私自身のニーズに合っていたということもありますが、ベンチャー企業の商品は大企業の商品と十分互角に渡り合っていて、むしろそれ以上のものと感じるものも多々ありました。

価格の面でも面白かったのは、ほとんど似たようなサービスなのに、月々10万円からのコースです、というところと、月々3980円です、というところがあり。。

きっと営業するターゲットと営業の仕方が違うんだろうな、と感じながら、それもビジネスだからまぁもっともだな。とも思いましたが、それもいつまで続くんだろう?

小さな企業ほど固定費も少ないため利益も出しやすく、挑戦もしやすい。
一方、大きな企業ほど、人件費を補うため売上規模の小さなものに手が出せず、価格は高くせざるを得ない。
しかし製品は五分か下手すれば負けている。

今まで住み分けられていた蟻と象の領域も利用者が賢くなるにつれ、インターネットの中で真っ向から戦い始める時代はより色濃くなってきそうだ。


そんなことを感じながら自分を見つめることのできたひと時でした。

そして自分は...

最強の蟻になってやる!!


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今日は良く寝ました。
週末もゆっくりできたので、今日はすっかりフレッシュされた気分。

今週も「一週一歩」で頑張ります!





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ブログ記事を配信するPINGOO!にFacebook連携機能を追加しました!

ブログ、ウェブサイトの発信エンジンとしてまた一歩前進です。
ブログ運営している方はぜひ使ってみてください。

ブログとFacebook連携

インターネットの流れもリアルタイムなコミュニケーションインフラとして大きく変わりつつある中で、PINGOO!のFacebook連携は必要性の高い機能だと感じています。

PINGOO!の強み、リアルタイム性を活かした発信ツールとして皆様の情報発信をサポートしていきたいと思います。


ちょっと話変わりますが、最近PRや広告宣伝の手法も大きく流れが変わってきたな、と感じます。

今までの様に人が集まるところに広告を出して費用対効果を追求する、というやり方は当然残っていて良いし、それが王道だとは思うのですが、媒体側もそれを見越して値付けをしているので広告を出しても出さなくてもとんとん、というところは多いのではないかと思います。

また、新聞やニュースサイト、マスコミなどを使った広報の手段もありますが、まず特別なネタである必要がありますし、本格的にやろうと思うならやはりお金も必要なのではないかと思います。

そんな中で、最近、TwitterやFacebookなど、人のつながりの中で活動をそのまま伝えられるインフラが整いつつあって、ますますリアル(実世界)な口コミに近い形になりつつあることを感じています。

つまり、うまいラーメン屋には人が並ぶし、あまりおいしくないラーメン屋は口コミが継続せず、広告合戦を続けるしかない状態になっていくのではないかと思います。

そして今は後者の方がやはり力は強いので、うまく宣伝広告したところが勝ち残りそうですが、このバランスが逆転し始めた時、広告宣伝の定義はガラッと変わるのではないかと感じています。

一方的な押しつけの広告が効果を産まなくなるばかりか、それを請け負ったメディアの価値までもが下がり、最終的には信頼のおける個人の口コミなどに押されながら広告業界は新たなニーズに合わせた広告のありかたに再編し、旧来のやりかたは淘汰されていくのではないかと思います。


深読みし過ぎるときりがないのでこの辺で。。


と、いうようなことを感じながら、企業のスタイルやありかたが重要になる時代だな、と感じる今日この頃です。

弊社では、弊社にしかできない価値をささやかに、より多くの人に利用してもらえるよう取り組んでいきたいと思います。


リアルタイムにブログとFacebookを連携できる今回の機能、弊社ならではの自信作です。
ご利用いただけたら嬉しいです。
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May 3, 2011

内向き、外向き

今日ちょっと思ったこと。

最近自分の中で大きなキーワード「シェア」という言葉には、資源の再利用、循環、再配分などの意味も込められていて、必要なものを必要なところへ、今のリソースを使いながら今までとは違った豊かさを人と人とのつながりが尊重されながら産みだすという考え方に共感しています。

それでは経済が成長しなくなるのでは?、という疑問も当然わいてきそうですが、「経済の成長」=「豊かさ」、という前提に多くの人が疑問を持ち始めた今、新たな「豊かさ」を求め、経済のあり方を模索する時代に突入したように思います。

その中で「シェア」という考え方は次の時代にとてもマッチしていて、そんな時代の中での役割を少しでも担い、提案をしながら新しい世界をイメージしながら時代を創っていきたいと思っているわけです。


そんな時代になりつつあるのを感じていますが、一つ気をつけなくては、と思っていることがあります。

震災の影響で助け合いのムードが高まっているのは非常に良いのですが、みんなが被災地や国内の問題に目を向けすぎると世界の中での日本という部分で疎かになってしまう可能性があるように思っています。
国内を復興させていく人達がいて、一方で世界への発信力を高めていく人達がいて、協力し合い、日本を支え、発展させていくことが理想だと考えています。

なので、自分が担える役割はどこか、それをしっかり意識しながら判断していきたいと思っています。

ベンチャー企業の役割は実験要員になることだとも思っています。
いわば実験用のラットみたいなものかもしれません。
失敗してでも何かを残すことができたら、だれに認められなくても一つの貢献だと思っています。

それを忘れず自分にしかできない役割を全うしていきたい、そう思います。

内向き、外向き、両方の目を持って自分の役割を確認し、やるべきことに取り組んでいきたいと思います。

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