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2012年10月
タイトルの通り、今日は仕事しながらそんなことを思いました。

ものづくりは、足し算、引き算、掛け算。

どういうことかというと、良いモノをつくるには引き算が重要だなぁ、と常に感じているのですが、例えば何かの特徴を前面に出したいときは、そのものを強く強調するよりも、その周りの雑音を消す方が効果的に特徴を伝えることができたりします。

私はサイトの設計も担当しているのですが、追加されるサービスとそのナビゲーションには常に頭を悩ませています。
ここは、こういうリンクを付けた方がいいかな、どの場所が見やすいかな、表示は何色にしようかな、、等々。

そんな時、放っておくとどんどん思考は足し算になってしまい、わけの分からないサイトになっていってしまいます。
昨日も散々悩んで、色々試したもののいい結果が出ず、思い直して今まで表示させていたリンクを一つ削ったところ、うまい具合に全てが解決しました。

引き算の力は偉大です。
そんなこんなで、いつも引き算の力を借りることを意識しながらものづくりをしています。

しかし、これってあらゆることに当てはまるな、と思うわけです。

今までの経験からも引き算したときになんらかの成果が生まれてきたように思います。

既存の事業をやめたとき、自分の仕事を減らしたとき、ずっと置いてあったものを捨てたとき、付き合っていた彼女にふられたとき...

などなど、放っておくとどんどん足し算になっていくものを、どこかで捨てながらその都度何かが生まれ、生きてきたように思います。

そしてこれは、足し算をしてきたからこそできる引き算なので、この足し算がまた重要だなぁ、と感じています。

四六時中考え、多くの試みを繰り返し、そしてまた考え・・・
そうして膨大な量の足し算をして、そしてその中から選んだもの、または大切なものを見つけるために引き算をしていく。

この足し算をどう価値ある足し算にしていくかということも重要で、それはやっぱり努力しかないのかな、と思います。
成果が出ないのは努力が足りないか、よい引き算ができていないか、また、よい引き算ができないのは、やっぱり努力による質の高い経験が足りないからなのかな、と感じています。

そして最後に、よい引き算ができたとき、たくさんの中から残された活きてくるものが生まれ、それらが掛け算を始めていきます。

本当に奇跡のような瞬間です。
いろいろな思考もつながっていきます。

これを生み出すために、膨大な足し算と、慎重な引き算を繰り返し努力を重ねていきます。

これがものづくりかな、と最近思います。



ちなみに、この世の中もそんな動きを感じます。
たくさん積み重ねてきた日本です。
これから質の高い引き算が繰り返され、掛け算による新しい時代が生まれるのだろうと感じています。


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経営者


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このブログもしばらく更新がまちまちだったのですが、ここ最近ブログを書きたい欲求が昔のように高まってきており、時間があれば書きたいと思う今日この頃です。

そんなわけでめずらしく今週2回目の更新です。

よく、ブログランキングサイトというものがあってブログをやっている人なら参加している人も多いと思うのですが、私自身ブログは自分のために書いているようなところがあったので、正直それほどの興味ももてずにいました。

さらにどうもランキングサイトを見ても何か広告じみたものが多くて、情報を取捨するのも疲れ、感情を操作されてる感じも嫌だったので興味がわかなくなっていたのではないかと思います。

そんな中、毎日沢山のブログに触れている中、見てて楽しいブログもたくさんあって、このブログをもっと紹介したいな、と思うことも多々あります。

一つ一つの記事をより多くの人に見てもらえる仕組みを作ろうと始まった当社のサービスですが、PINGOO!自身でブログを紹介し、もっと集客して、つなげてあげることができれば、もっとみんなブログの運営が楽しくなるだろうと思って開発をすすめました。

そして出来上がったのが、昨日こっそりオープンしたPINGOO!の新トップページ。
そして一新したブログランキング。
もっと記事を見てもらえるように考えました。

ぜひご覧ください。
http://pingoo.jp/


そしてこのブログもランキングに参加。

ちょっとブログの更新が楽しくなりそうです。

ぽちっ↓

経営者
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最近、少し基本を取り戻し、良い調子と思いながら仕事に集中してきたけど、ぜんぜんまだまだ未熟だった。

すっかり欠けていたことがあった。

前回ブログ記事にした「目指すは映画監督」で心の軸は定まり、みんなが喜ぶ良いモノをつくろう、という思いはぶれることなく以前より仕事に精力的に取り組むことができるようになったけど、更に大事なことを置き去りにしてきたことに改めて気付いた。

自分が本当のユーザーでいるというということ。


お客様に使ってもらって喜んでもらいたい、という思いは強いけど、自分が使って本当に喜ぶことの方がもっと大事なんじゃないかと思った。

現在取り組んでいるPINGOO!というサービスは確かにこのブログでも使っているし、その他の運営サイトでも使っている。
便利だとも思っている。

しかし、つくることばかりに意識が奪われ、良いモノを作ろうと「お客様の要望の想像」の上にものづくりが進んでしまって、自分自身欲しいものかどうかも分からなくなってきていた。

間もなくまた新しいサービスをリリースする予定の中、本当の意味で検証がしたいと思った。

とにかくブログを書いて使ってみよう。

そう思って、操作しようとした第一歩目から、ん?使いづらい・・

ん?よくわかんない・・・

ん?なんか違う意味でワクワクする・・・

自分で使おうと思った瞬間、こんなに自分が想像していた使い方と違うものかと驚いた。

自分が使って本当に楽しい、こんなの欲しかった、と思えるからこそ、他の人にも喜んでもらえる可能性があるという単純なことに気付いた。

確かに思いもよらぬ使われ方で、ヒットする可能性もあると思うけど、これもまた大きな力をくれる大切な要因であることを外して事業はできないと思った。

「自分が本当のユーザーであること」
こんな身近なことで大きなヒントとなり、もっと良いサービスを作る方法を発見してしまいました。


早速修正に取り掛かろうっと。





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