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2011年4月
4月26日-28日の二泊三日、埼玉の開発会社フェリックスさんのところへ開発ツアーに行ってきました。

開発ツアーといっても勝手に一人で企画して、開発するための場所を借りて一緒に仕事をするだけのことなのですが、なかなか面白い経験ができました。

この企画を思い立ったきっかけは、

「別にどこでも仕事できんじゃね?」
「世界中グローバルに仕事する時代だよな」

そう思って、事務所を離れることにどれだけ不自由があるのか、またメリットがあるのか実際に試してみよう、ということでまずはいつもお世話になっているフェリックスさんのところで共同開発も目的に企画し行ってまいりました。

インターネットの仕事はパソコンとインターネットがあればどこでも仕事ができる「はず」です。
この「はず」を完全に取り外したくて先方にお願いしたところ快く承諾してくれ、即実行となりました。

また、先日ブログに書いた最近のマイブームはグローバル、シェア、そして持たないこと。でも触れましたが、シェア、グローバルの第一歩として実践することを目的として行ってきました。

結論から言うと、
沢山の発見と成果、メリットデメリットの確認、自信やビジョン、モチベーションの向上など非常に得られたものが多く有意義なツアーになりました。

そして、場所を問わず仕事はできる、リソースはシェアできる、ということを確信し、次世代のスタイルの組織づくりの一歩を踏み出せることに大きな可能性を感じることができました。


実際、どんな発見があったかというと、

・餅は餅屋、強力な開発会社(または個人)との信頼関係で開発力不足は十分克服できる。
 (単なる外注という意識ではない。むしろ組織のリソースとしての活用と共栄)

・事務所もいらない。別々の場所でもみんなが力を合わせて一つの仕事に取り組める。
 (事務所は会社において必須のものではない。会議、作業の上で少し都合のいい手段。)

・自由を制限しているのは自分の見栄や思い込み。
 (非常識なことを行うと信頼を損なうんじゃないだろうかという不安、不透明さの回避、守り。)

・環境を変化させることの重要性、多大なメリット
 (とにかく脳が活性化。気付きや発想の拡大、仕事に限らない充実感、現状の客観性、行動力向上)

・自分の役割、自分を発揮し、自分らしい後悔しない生き方の発見
 (ちょっと大げさだけど、もっと素直に、大胆に生きることが自分の可能性と事業成功の可能性を高める)

・グローバル視点に変えることは意外と簡単にできる。
 (たまたま日本にいる、という感覚になれる習慣や環境があれば割と簡単にマインドセットされる。)


他にもいろいろあったように思いますが、きっとそれはこれから仕事をしながら今回の経験とリンクしながら発見していくのではないかと思います。


今回のツアー、仕事上の成果だけでなく、たくさんいい思い出もできました。

まず、フェリックスのスタッフさんたちと仲良くなれたこと。
みなさん非常に作ることに熱心で、話も楽しく、誠実で素晴らしい方ばかりでした。
よくこれだけのスタッフをそろえ、良い社風と会社を作り上げたな、とまず驚かされました。

お昼御飯も一緒に食べたりと楽しい思い出ができました。
フェリックスのみなさん、ありがとうございました。

2日目には社長といつもPINGOO!開発で一緒に知恵を絞っている担当者と一緒に飲みに行きました。
もつ鍋の最高にうまい店で、仕事から私生活の話まで時の経つのを忘れて1時過ぎまで飲み明かしてしまいました。
(すっかりご馳走になってしまいましたが、宇都宮に来た際はぜひご馳走させてください。)


あと、泊まった宿も最高でした。
今回の開発ツアーの企画が決定的になったのは、この宿に泊まりたい、というのもありました。
西川口にある、サン・キララ荘というところで、1泊2千円で泊まれてしまう宿です。
宿泊客の9割が外国人客らしく、ユースホステルのような感覚で泊まれる宿です。

グローバルに展開するためには私の英語力は必須だと思っているので、これは良い機会、外国人と仲良くなって英語しゃべってくるぞ!と意気込んで行ってきました。

宿泊場所はこんな感じ

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アパートを改造して作ったようなような宿ですが、迷路のような通路や秘密基地のような手作り感たっぷりの装飾や建具にワクワクしっぱなしでした。

しかも狭い空間の中に間仕切りで部屋がつくられ外国人と暮らしている感覚はスリリングで私にとっては最高の寝どこでした。

管理人さんも親切で、共感を覚える素敵な女性でした。

次の開発ツアーで埼玉に行った際はまた利用したいと思います。


そして肝心の英語コミュニケーションは、

宿泊客がタイ人と中国人だけ。。
(震災の影響で英語圏の人はほとんどキャンセルとなってしまったそうです。)

残念 (ToT)

おはようございます、と日本語であいさつしました。


そんな残念な結果ではありましたが、十分グローバル感は味わえました。
(ちょっとアジアンテイストではありますが。。)

何しろ夜が明ける前から隣(ほぼ枕元)でタイ人の会話がきこえるのですから。

そんなところに2泊しました。
いっそのことここに住み込んで英会話や世界の人達と触れあった方が価値あるな、なんて思ってしまいました。(1カ月住んでも6万円なら家賃と変わらないし)

刺激のある毎日で脳味噌も鍛えたいし、本当に考えてしまいます。。


もう一つ、楽しい思い出は、公園や街の散歩。
その土地の空気に触れ、いつもと違う日常に新鮮さを覚えながら、自分らしくいれる時間は心温まる楽しい思い出となりました。


ほぼ、遊びも仕事も一緒になっている状態ですが、これが成果に結び付き、世の中にも価値を与えられる結果につながるのであれば、これで良いのだと思います。

周りからはお叱りの言葉をいただきそうですが、仕事=苦痛、という価値観は成長と可能性を止めると思いますし、手段が多様化した現在においてはそんなスタイルも可能になっていることをご理解いただき、どうかご容赦ください。


ただし、事業の成長と可能性の追求においては貪欲に挑戦し、努力は惜しみません。
むしろ、だからこそ成せると思っています。


そんな自由な挑戦もこれからもブログで綴っていきたいと思います。


以上、埼玉開発ツアーのご報告でした。




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なんだか変なこだわりに囚われてるんじゃないだろうか?

そんな自問自答を繰り返しながら不器用に事業を進め、今となっては、あぁ、やっぱりこれで良かったのか。と確信する機会が増えてきたように思う今日この頃です。

FREEという概念が昨年あたりから一つの潮流として注目され、今では納得する人も多くなっているけどその前は周りの評価は低く、そんなんじゃだめだ、とよく言われ、説明するのも大変なので縮こまっていたのをよく覚えている。
普通に考えれば当然のことなのにな、最良の選択肢なのにな、そう思いながら粛々と続けていたら今ではそれが正しいと評価されていたりする。変な話しだ。

また似たような現象が起きつつあるのを感じています。

それはグローバル化とシェア、そして持たないこと。

日本のITサービスはほとんどが日本向けに作られているのが実情です。
なぜかというと売上のために事業を作るから。
企業の広告をターゲットとしてそのために一生懸命作ろうとするから。
結果、内向きとなり、海外から取り残されていても気付かず国内という限られたパイの中で一歩先に進もうと熾烈な競争を始めるという構図になっています。
そしてそれに勝利する方法を常識として作り上げ、一般化しようとするのが日本のビジネスのパターンのように思います。


しかしそれを押し付けられる側は..
あぁ、うんざりする。。

しかしそれも疑問符がつき始めたようです。


これからは世界の中で生き残ることが日本の中で生き残ることにつながっていくことに気付く人も増えてきたようです。
これからはグローバルでいくか、完全に地域に密着したローカルでいくか、どちらかしか生き残りは難しいように思います。

前者で行くならば収益モデルだけではなく、そこにイノベーションを起こす何かが含まれている必要が出てきます。

海外ならば収益モデルは後にして、積極果敢にイノベーションに挑戦していける風土があるかもしれませんが、日本では収益モデルとの両輪が必要です。

出資を受けるという選択肢も無くはないですが、先ほど言ったような旧来の考え方の人たちを説得させるだけのものを準備するのは至難の業だと思いますし、プレゼン資料作るぐらいならモックでも作ってベータ版としてリリースしてしまった方がよっぽど費用対効果が高いと思います。

話がちょっとそれてしまいましたが、そんなグローバルな時代、悪いことばかりではありません。

そんな時代の成功を握るのが「シェア」だと思っています。

例えば、日本では組織をつくり、強固にし、リソースも売上も自社で抱え込むことが王道だとされていますが、情報も人も価値も流動する時代、それだけが選択肢では無いように思います。
市場が拡大し経済が成長する時代ならぜんぜんありの方法だと思いますが、そんなことにこだわっていたらこれからの時代、組織の中はスカスカになってしまいます。
(新しい市場を創れる会社は別ですが。)

世界中のリソース=自社のリソース

と考えて活用するノウハウ、組織にチャンスがあるように思います。

ということで「シェア」という考えは私にとって非常に重要なキーワードとなっています。

ということは何も持つ必要が無いということです。

それをどこまで大胆にできるんだろうか。
それが今の私のテーマであり、自分自身とても興味津々でワクワクしていることです。

状況はまたブログで書ければと思っています。



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一つ解決して、また一つ壁が・・

あまりにも順調に進まないと一休みしたくなる。
一休みも重要だ。

だけど一休みしてしまうと倍以上の根気力を必要として、その根気が届かなくなると投げ出してしまいたくなる。

できることをコツコツやるのが一番いいと思うんだけど、できないことをやるのもまた大切なこと。

血肉に変えるためにも気合で乗り越えたい。

現在、そんな状況です。

スピードが遅くなるなら根気でカバー。

根気が続かなそうならスピードでカバー。



ということで一休み終わり。

もうひとふんばりがんばりマス。

===
地デジ
(テスト投稿)
===

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April 20, 2011

今日も一日

今日も一日やるべきことに集中して一つでも多く課題をつぶしたいと思います。
やるべきことが多すぎて手を抜くと飲み込まれてしまいそう。

そんなときはひたすら目の前のことに取り組むしかない。

良い一日にするぞ。
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ここ1,2週間仕事のペースが落ち、昨日は全てが手につかず、とにかくやる気が出ず、仕事が進まないことで焦り、さらに何も手につかない、といった感じで完全にはまってしまった。

こりゃ精神的にもまずいな、と思い、幸い良い話し相手と話すことができたので、何気ない話をしたりしてリラックスし、なんとか沈み込むことなく平穏を保つことができたのだけど、ちょっとよくない状態に陥っていました。

とにかく気力がわかず、あまりにも仕事が手につかないので、仕事中に「やる気でない」とググってしまう始末。。

そんな状況でネットサーフィンしてると検索結果から燃え尽き症候群とか鬱とか色々なものが検索にヒットしてきました。
ついでにチェックしていると、自分のそんな状況がそれらの症状に当てはまらなくもないようだったので更に情報収集がはじまり、、

しかし、いろんなアドバイスがあって、見れば見るほど逆に追い詰められていくような感じがして本当に病んでいきそうな気分になり、

うわぁ、これもいかん。

と途中で気付き、事実と科学的な対処法だけ見るようにして仕事も早めに切り上げ、友達を誘って温泉にいきました。

最近開発三昧で人と話すことも少なくなっていたけど、やっぱり人と接して話すのはものすごく大切なことですね。

友達との車の中で、「なんだか燃え尽きちゃってるみたいなんだよね。。」と話してたら、何に燃え尽きてんのかな、、という話になり、気付いた原因。

「地震だ。」

1ヵ月前の大地震と被災地の状況の深刻さ、その中で多くのものを問われ、考えさせられ、そこに原発の不安が継続してのしかかり、知らず知らずの間にずいぶんな精神力を使いっていたようだ。
そして、新規事業に取り組んでいることで、格闘しなければならない不透明な部分が重荷となり、トリガーとなってしまったようだ。

意外と弱いもんだな、ということを知り、助言の通り何とかしようと思うことをやめ、ただただリフレッシュ。
友達と2時間近く露天風呂に浸かりながら気持ちも体も楽にさせることができました。
温泉ありがとう!
もちろん、友達も。
その日は2人の大切な人に支えられました。

あぁ、引きこもってばっかいちゃいかんな。

そう思いながら、こんな人は世の中にたくさんいるんだということを感じ、被災地ではるかに多くのストレスを抱えながら生活をしている人のことを思い、みんなで助け合い、コミュニケーションをとることの大切さと必要性、本来のあるべき姿を少し自分の中で改めて理解できたような気がします。

それを理解したうえでインターネットのサービスを提供するのが自分の役割のようにも思います。
何も手につかず、仕事も進みませんでしたが、それ以上の大切なものを得られたのかもしれません。

今後、それを活かすためにも自分が折れてしまっては元も子もありません。

無理を感じたら適度に力を抜き、自然な力の入れ方でフルパワーにもっていけるように心がけたいと思います。

温泉と友人たちのお陰で今日はすっかり自分を取り戻せました。
仕事が進むことがストレス解消にもつながりペースを戻せそうです。

とりあえず、2ランクぐらい自分の求める成果(期待?)を落とし、仕事の軸に頼り切らないよう、うまくコントロールして行きたいと思います。




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震災から3週間が経ち、自分の中でもいろいろと思うことがあり、今まで以上に真剣に、また素直にものを考えられる機会が得られるたように思っています。

助け合い、励ましあい、協力し合って良くして行こうという姿には胸を打たれ、本当に望んでいる純粋な気持ちに共鳴してか感動し、自分もそうありたいという行動に方向付けられます。

そしてこれは誰もが持っている大切な心、人間が本来持っている正義や愛が健全な形で出てきた姿のように感じます。

海外からも応援してくれる方々が沢山います。
貧困にあえぐ北朝鮮からも寄付がありました。(政治的な意図があるかどうかに関わらず)

もし、これが50年前だったらどうだっただろう。

本来持っている気持ちは変わらなくても、起こした行動や反応、波及性などは全く違っていたのではないかと思います。

文化も栄え、インターネットなどの情報網が発達し、個人同士も国を超えてコミュニケーションできる時代になったからこそ、このような輪が広がっているようにも思えます。


今日、竹島が日本の領土か韓国の領土かという問題の中で、日本の教科書が竹島は日本の領土だとして教科書に載せ、それを韓国が非難しているというニュースがありました。

教科書に載せるということは教育そのものに関わり、国民の価値観を決定付けてしまう非常に重大で間違えると非常に危険な行為で、法律以上に基本を揺るがす重要な部分だと思います。

あいまいな状況であるならば、あいまいな状況だと教科書には書くべきです。

想像すれば分かると思うけど、もし、自分が韓国側の人間だったらどうでしょうか?
逆に韓国人が日本側の人間として考えたらどうでしょうか?

誤解を招きながら両国の間に溝ができるだけです。
国民同士は友好関係を持ちたいのに、国と政治がそれを引き離そうとしているようにさえ感じてしまいます。

お互い自分の損得のために答えの出るまで取り合うだけで何も生み出しません。
全く無意味だと思います。

国も成長し、環境も変わり、世界との関わりの定義も変わってきた現在ではもう少し大人になってもいい気がします。

このようなニュースを聞くと寂しくなります。

竹島はせっかく間にできている島なのだから、「シンボル島」とでもして、両国友好のシンボルになるような島としてもいいのではないでしょうか。
どちらの所有物、と決める必要が本当にあるのでしょうか。
領有権も共有した方が両国の利益になるのではないでしょうか。
そもそも、その議論を続ける時間と費用をかけるより、新しい定義のための知恵を絞る時間にあてた方がいいのではないでしょうか。

アジアの中で先進国である、日本と韓国が協力して新しい国の定義を打ち出すイノベーションを起こしてくれたら、どんなに素晴らしいことだろうと思います。

北方領土にしても同様です。

日本とロシアの間のシンボル島として位置づけることができれば、更に友好を築くチャンスではないかと思います。
握手をするための物理的な接点は、これからの世界を大きく前進させるとても価値あることのように思います。

政権争いと保身主義が根付いてしまった日本の政治環境下では不可能に近いように感じてしまいますが、なんとかそんな時代が創れないだろうか考えてしまいます。
政治の陳腐化が浮き彫りになりつつある今日では、変革の兆しが見えなくもありませんが。。

国難といわれるこのチャンス、世界中が考えるきっかけとなったこの震災、命を落とされた多くの人々、残された遺族の方々のためにも、この機会を真剣に受け止め今後の指針とすることが国をはじめ、一人一人の責務であるように感じます。

私自身もこの気持ちを忘れることなく、でき得ることを進めて行きたいと考えています。
今や一人一人の思いは伝わる時代です。

一人一人が思いを持ちながら世の中を作っていく、そんな時代を夢見ながら、私たちが行うこの事業も世の中の機能として提供して行くことができたらと思っています。
そして少しでも貢献できたなら、こんなに嬉しいことはありません。

国境も超え、各国が平和と愛に満ちた時代を創ろうとしていく時代。
生きているうちにそんな時代を見てみたい。創っていきたい。

そんな時代、いかがでしょうか?


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