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長いこと掛けて開発してきたアプリが、ようやく完成し、今週の月曜日にiPhone、Android共リリースしました。

完成といっても、これからユーザーに合わせてつくり、事業として進めていくので、完成というより開始といった感じで、ようやくスタート地点に立てたというところです。

今回リリースしたアプリは、場所の思い出を共有する、「ココチップ」というサービスです。

イメージとしては、よく旅館とかにおいてある、宿泊者が書き残していくノートみたいに、地球上のあらゆる場所で生まれた思い出を書き残していくことができるようなアプリです。

ぜひ、みなさま、アプリをインストールしてお試しください。

ココチップ http://kokotip.com/app/



リリースついでに、なぜこのアプリをつくったか、その背景を少し綴っておきます。

なぜこのアプリを開発したかというと、色々な経緯はあるのですが、事業として取り組む決意をしたのは以下のような背景がありました。


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今まで、地球上では沢山の思い出が生まれているのに、残されているのは歴史上の人物が残した足跡くらい。

今、自分がいるこの場所にだって、10年前、100年前、1000年前には何かがあり、思い出と呼べるものがあったわけです。
だったら今、空気中に消えていってしまう思い出を、インターネットを使って残していくことができれば、10年後、100年後、1000年後に、その場所の歴史を覗くことができるようになるわけです。

そして今、この場所で暮らしている私たちにとって、それは有益な情報になり得るもので、地域のくらしに役立てる可能性が多大にあるはずです。

そんな時代に貢献するためにもこのアプリを開発し、新規事業として取り組むことに意義を感じたのが、決意した理由の一つです。


また、うちの会社では、もう一つPINGOO!という、ブログなどで書いた記事を、別のメディアに届けるというネットの郵便局のようなサービスを運営しています。

こちらは「思いを届ける」をコンセプトにしたサービスで、
「伝えたい思いを伝えたい人に、垣根を越えてリアルタイムに届ける」ことをミッションにしているのですが、力不足でまだまだ成したいことの1割もできておらず、多くのユーザーを待たせてしまっている状況です。

これは正直、やりたいことがやれないジレンマに襲われている状況で、このPINGOO!の開発を更に強化し、また、次の社会的ニーズに対応していくには、発信先を創出していかなければならないという課題がありました。

そこで、PINGOO!でリアルタイムに情報を届け、ココチップで地域の情報環境をつくる。
この軸ができたとき、きっと、インターネットの可能性は更に広がり、そこに存在意義を見出せたからでした。

・・・

と、このような背景から新規事業を取り組むことを決意したのですが、正直、より危険な方へ突っ込んでいっている感も否めません。
何しろないものだらけですし、見えないことだらけです。

構想が大きい分、そこへたどり着いていくには途方もない努力と、何とも答えのない世界を泳ぎ続けなければならない道をまた選んでしまったということです。

現在わけあってメンバーは私と渡部の2人しかいません。
ここからスタートを切り、目的地を見上げると、うんざりする道のりに恐怖心さえ覚えます。

一歩ずつではたどり着けないのに一歩ずつしか歩めない。
だけど一歩ずつ歩めばきっと道は切り開かれていく。


ようやく開発が一区切りついてリリースまでこぎつけることができました。
しかしここからが本当のスタート。

まだ利用者は70名ほど。

道は険しそうです。
ここからどう構築していくか、ユーザーの声を聞き、受け入れられるサービスにしていくことが今の大きな課題。


応援よろしくお願いします。



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