今日で2013年も終わり。
毎年思うけど、もう一年経ったのか...
なんだか何もしないで一年経ってしまったような気もしますが、振り返ってみれば、「あぁ、あれは今年の出来事だったか」と思うほど昔のことのように思えることもあり、意外と色々変化もあり、成果も残り、やはりそれなりの一年を過ごしていたのだと妙な納得があります。
今年一年を振り返り、一言でいうと、
「モグラ、デビューできず」
な年でした。
何のことだか分からないと思いますが、これは私にとって反省の念も込めた、正直心が痛くなる心境をそのまま言い表した結構的確な一言です。
本当は、あれもやったし、これもやったし、と実績を確認しながら、次につなぐ達成感を感じたいところですが、総論としてはやはり、
「モグラ、デビューできず」
です。
辛いですがあえて深く反省したいと思います。
ここ数年、思い描く仕組みを世の中に提供したいという思いで、ただひたすら存続と開発をすすめ、今年こそはデビューできるだろう、という思いがありました。
しかし、結局今年もモグラのまま年を迎えることになりました。
「モグラ」とは、その名の通り、土の中にいる、あのモグラです。
土の中をただひたすら掘り進むモグラです。
2005年から3年間、ブログブームやウェブ2.0という言葉が往来し、兼ねてから準備していた当社は割と華やかな舞台に立たされました。
逆に2005年より前の数年は不確かな仮説をたて、妄想を続けながら不安が続く中準備を進めていました。
2005年から華やかな舞台に立ったときは、色々な人との出会いもあり、求められる有難さも感じ、それなりの充実感を得ながら人間として生きていたように思います。
一方で準備期間中は何をやっているかも理解されず、不安と迷いの中、収入もないためコストをかけないようにじっとしながら、ひたすら時期を待ちながら出来ることを進めていく、まさにモグラのような気持ちで生きていました。
人間とモグラ、それぞれに一長一短があります。
人間として暮らすことは世の中のニーズを感じながら、人と人との関わりの中から人に活かされ、社会の力を使って大きな可能性へと挑戦していくことができます。
一方でモグラは、外からの影響をあまり受けずに、ひたすらやるべきことに集中することができます。
少し過去を振り返りますと、
2008年ごろから、インターネットならどこでも事業はできる、と思い、コスト削減とサービスの運営に集中するため、都内での営業をやめて栃木で運営体制を強化することにしました。
その後1、2年は成長を前提とした経営を行ったため開発や広告費の投資はそのまま負債として残り、成長は伸び悩むもコストは増えるという循環で立ち行かなくなりました。
そして2011年からPINGOO!誕生の背景でも描いている、当初の目的と現在のお客様を守るため、今まで一緒に働いてくれていたスタッフとも別れ、出直すことになりました。
この頃は本当に情けないという気持ちばかりで何も手に付かない時期です。
そしてここからモグラ期に入ります。
実はこのとき、ウェブ制作など別の事業も行い、人間界に生きようと思ったこともありました。
しかし、私の頭の中=会社のビジョン となるため、両方行うことは難しく、会社創設時に立てた本来の目的を中途半端にすることはできませんでした。
そして得られた選択肢は、自分ひとりでも挑戦を続けよう。
一番必要な戦力はプログラマー&デザイナー。
ここが一番お客様に接し、影響を与える部分で、会社としても一番避けられない部分、そして一番確実に物事を進めることができる手段であることから、自分自身を戦力として使うしかない。
そういった理由からモグラの道を選択しました。
そして、運良く以前アルバイトで働いていた渡部氏が大学を卒業し、入社することになりました。
モグラがもう一匹加わり、モグラ2匹です。
そして、モグラ2匹でこの2年間、穴を掘り続けているといった状態です。
去年の今頃は来年はもうトンネルを脱し、地上に出られるだろうと思っていました。
しかし、まだ土の中。
実は掘り進めているうちに分かったことが沢山あります。
本気で掘っていると、まだまだ掘れるというのが分かります。
もっと掘るとここまでいける、というのも分かります。
一方で、掘り進めて地上に出たときには誰もいない、というリスクも感じます。
この焦りの中で、地上に出るべきか、それともまだ掘り続けるべきか。
これが葛藤になります。
そしてこの一年、掘り続けてしまいました。
その結果が今です。
今を結果とするならば、この一年は失敗です。
しかし、プロセスとするならば、成功かもしれません。
そして年の節目となり、まだ掘り続けなければいけない面が見えていながら、来年もこの状態ではいけない、という気持ちの中、今立っています。
「モグラ、デビューできず」
これが、まさに今年一年、私にとって深く考えさせられる適した表現だと思います。
もう一度深く反省し、来年に100%活かせるよう次を計画したいと思います。
大分長く振り返ってしまいました。
みなさん、いろんな一年だったと思います。
今年一年振り返り、来年良い年にいたしましょう。
今年一年、ありがとうございました。
毎年思うけど、もう一年経ったのか...
なんだか何もしないで一年経ってしまったような気もしますが、振り返ってみれば、「あぁ、あれは今年の出来事だったか」と思うほど昔のことのように思えることもあり、意外と色々変化もあり、成果も残り、やはりそれなりの一年を過ごしていたのだと妙な納得があります。
今年一年を振り返り、一言でいうと、
「モグラ、デビューできず」
な年でした。
何のことだか分からないと思いますが、これは私にとって反省の念も込めた、正直心が痛くなる心境をそのまま言い表した結構的確な一言です。
本当は、あれもやったし、これもやったし、と実績を確認しながら、次につなぐ達成感を感じたいところですが、総論としてはやはり、
「モグラ、デビューできず」
です。
辛いですがあえて深く反省したいと思います。
ここ数年、思い描く仕組みを世の中に提供したいという思いで、ただひたすら存続と開発をすすめ、今年こそはデビューできるだろう、という思いがありました。
しかし、結局今年もモグラのまま年を迎えることになりました。
「モグラ」とは、その名の通り、土の中にいる、あのモグラです。
土の中をただひたすら掘り進むモグラです。
2005年から3年間、ブログブームやウェブ2.0という言葉が往来し、兼ねてから準備していた当社は割と華やかな舞台に立たされました。
逆に2005年より前の数年は不確かな仮説をたて、妄想を続けながら不安が続く中準備を進めていました。
2005年から華やかな舞台に立ったときは、色々な人との出会いもあり、求められる有難さも感じ、それなりの充実感を得ながら人間として生きていたように思います。
一方で準備期間中は何をやっているかも理解されず、不安と迷いの中、収入もないためコストをかけないようにじっとしながら、ひたすら時期を待ちながら出来ることを進めていく、まさにモグラのような気持ちで生きていました。
人間とモグラ、それぞれに一長一短があります。
人間として暮らすことは世の中のニーズを感じながら、人と人との関わりの中から人に活かされ、社会の力を使って大きな可能性へと挑戦していくことができます。
一方でモグラは、外からの影響をあまり受けずに、ひたすらやるべきことに集中することができます。
少し過去を振り返りますと、
2008年ごろから、インターネットならどこでも事業はできる、と思い、コスト削減とサービスの運営に集中するため、都内での営業をやめて栃木で運営体制を強化することにしました。
その後1、2年は成長を前提とした経営を行ったため開発や広告費の投資はそのまま負債として残り、成長は伸び悩むもコストは増えるという循環で立ち行かなくなりました。
そして2011年からPINGOO!誕生の背景でも描いている、当初の目的と現在のお客様を守るため、今まで一緒に働いてくれていたスタッフとも別れ、出直すことになりました。
この頃は本当に情けないという気持ちばかりで何も手に付かない時期です。
そしてここからモグラ期に入ります。
実はこのとき、ウェブ制作など別の事業も行い、人間界に生きようと思ったこともありました。
しかし、私の頭の中=会社のビジョン となるため、両方行うことは難しく、会社創設時に立てた本来の目的を中途半端にすることはできませんでした。
そして得られた選択肢は、自分ひとりでも挑戦を続けよう。
一番必要な戦力はプログラマー&デザイナー。
ここが一番お客様に接し、影響を与える部分で、会社としても一番避けられない部分、そして一番確実に物事を進めることができる手段であることから、自分自身を戦力として使うしかない。
そういった理由からモグラの道を選択しました。
そして、運良く以前アルバイトで働いていた渡部氏が大学を卒業し、入社することになりました。
モグラがもう一匹加わり、モグラ2匹です。
そして、モグラ2匹でこの2年間、穴を掘り続けているといった状態です。
去年の今頃は来年はもうトンネルを脱し、地上に出られるだろうと思っていました。
しかし、まだ土の中。
実は掘り進めているうちに分かったことが沢山あります。
本気で掘っていると、まだまだ掘れるというのが分かります。
もっと掘るとここまでいける、というのも分かります。
一方で、掘り進めて地上に出たときには誰もいない、というリスクも感じます。
この焦りの中で、地上に出るべきか、それともまだ掘り続けるべきか。
これが葛藤になります。
そしてこの一年、掘り続けてしまいました。
その結果が今です。
今を結果とするならば、この一年は失敗です。
しかし、プロセスとするならば、成功かもしれません。
そして年の節目となり、まだ掘り続けなければいけない面が見えていながら、来年もこの状態ではいけない、という気持ちの中、今立っています。
「モグラ、デビューできず」
これが、まさに今年一年、私にとって深く考えさせられる適した表現だと思います。
もう一度深く反省し、来年に100%活かせるよう次を計画したいと思います。
大分長く振り返ってしまいました。
みなさん、いろんな一年だったと思います。
今年一年振り返り、来年良い年にいたしましょう。
今年一年、ありがとうございました。
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