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category: 日記
September 17, 2010

ここ数カ月

しばらくブログの更新もせず、だからといってTwitterにはまっていたわけでもありません。

ここ数カ月は自分としても、会社としても大きな転換を図っていたために全神経をそこに集中させていました。

状況はというと、ほとんど引きこもり状態。

会うのはこの事業を進めていくための仲間だけ。

営業も一切せず、遊んだり飲みに行ったりということもほとんどなく。

修行僧のようにただひたすら今後の事業の組み立てのために考え、自分の役割を確認し、頭から湯気を出し、時にはオーバーヒートして思考停止に陥り、温泉で癒し、手を動かし、アンテナをはり、耳を澄ます。
そしてまた手を動かし考える。

そんな状況でした。

そしてそれができるのも今のスタッフとプロジェクトを動かしていく仲間に支えられているからこそできる修行です。
さらに、それに力を与える危機感と逆境という必要な環境も幸いと言うべきか用意されていました。

本当に良いチャンスに恵まれている状況です。

生かすも殺すも自分次第。


「もっと肩の力抜いて周り見ながら進めて方がいいよ」

そんな声も聞こえてきそうだけど研ぎ澄ませるからこそ見えるものもある。
確かに周りを見て周りの慣例や流れに沿って事業を進めるのが王道だというのは分かる。
それを素直に行動にできる性格なら楽なのにと思うこともある。

しかし逆に研ぎ澄ませるからこそ見えるものもある。
何とも言い表しにくいけど、それは多枝にわたって気付くものがある。

例えば見えないものを想像すること。
今の延長や考え方からの想像という意味ではない。

まだ始まっていない時代に対して自分が創造できることを想像すること。

もう一つ、自分の変わらない軸足がどこにあったかを知ること。
これを知ると一気に信念が固まる。

これは自分で見つけるプロセスが大切だと分かったのであえて言わない。

目標や夢、使命感が大きければ大きいほど犠牲や鍛練が必要であることを知った。

日本で生まれ、この時代の恵まれた環境で弱くなっている自分を知り、そのできる範囲で前に進んでいくことが最大の可能性だし、それしかないと思った。

それを超えてしまうと全てが無になることも感じ、怖くもなった。


そんな数カ月を過ごし、徐々に変化が起こってきているのを感じる。
ひと時も油断をしなければ、新しい世界が近づいてくるのを日々感じている。

油断や誘惑が本当に怖い。

この信念を維持しつつ真直ぐ行動していきたい。

スティーブジョブスの言う「Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」
そうありたいと願う気持ちが分かるような気がします。

私もそうありたいという気持ちが強く、夢と使命を全うするためにそうあり続けたいと強く願っています。

これから「無」とならないよう、今の自分でできる最大を超えず、最大に近い状態を目標に取り組んでいきたいと思います。

その上で注力できる状態を知り、目指すビジョンが描け、「社会」「顧客」「信念」これが全て同じ土俵にあったことを知ったことが、ここ最近の自分にとっての大きな収穫だったと思います。

来月からPingoo!がリニューアルします。
今回のリニューアルは大幅な機能追加とかではなく、会員のみなさまをどういう風に導いていき、どんな市場を作り、どう貢献していくかの宣言であり、スタートです。

そのために、慣れ親しんできたロゴやデザインも一新します。

非常に有意義な時期を過ごせていることに感謝しています。










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