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category: 夢への一歩
April 11, 2008

愛すべき、世の中のために

今、自分のある信念の元、会社を経営して行こうと決意している。

会社は利益を生むために存在していて、利益を追求しなければならないという考え方は本当に正しいのだろうか。
会社は株主のものだというけれど、本当にそうなのだろうか。

会社の始まりは東インド会社の設立に原点があり、それが原則だとする考え方は今も通用するのだろうか。

そもそも利益とは何を指しているのだろうか。


もし株主が自分の利益のために会社に出資し、会社はそれに応えるためにお金を生むための仕組みを作るものだとしたら、会社という存在そのものは社会のためにあるのではなく、株主の利益のために存在していることになる。

沢山の本や指導者がいるが、ほとんどが、この利益を生むためのマシーン作りについて語られているように思える。

また、社会のためという表現にも疑問がある。
良い商品を作り、その対価としてお金を獲得し、そのお金で従業員に給料を払い、利益は株主への配当と税金として収め、税金は暮らしのために活用される。

一見、すばらしい循環のように思えるが、細部を見ると殆どが私欲のための活用に使われ、その代償が環境汚染や人間の優しさ、といった見えにくいものへと伝わっていることに気付いていないだけのように思える。

要するに、実は人間が会社という便利なものを利用して自分の暮らしを豊かにしたいがために一生懸命になっているだけなのではないだろうか。

会社とはそんな存在でいいのだろうか?
人間のための便利な道具として捉えていて良いのだろうか?
法人は人格があると教わったが、会社だって人間のように人格を持って生きていいのではないだろうか?

もし、人格を有しているとすれば、世の中にある会社の殆どが人間の奴隷として扱われているのではないだろうか?

私も一創業者として株式会社ぶらんこという生命を生んだが、奴隷として育って欲しくはない。
世の中のために役立てる立派な人(会社)として育って欲しい。

今、それを正すはずの政治も私欲のために試行錯誤し、方向を見失ってしまっている。
このような人たちに大切な会社を利用されてしまっては大変だ。沢山の愛すべき会社も口を封じられ、価値を生むはずの会社も価値を生めず、私欲のために奔走する経営者の下に奴隷として存在することに慣れてしまい、活力のない世の中へと導かれてしまう。

今大切なのは会社という存在が心を持ち、目と耳と口を持ち、歩いていけるということを、しっかりと認識することだと思う。
そうすれば、自ずと正しい経営者により自律したすばらしい会社が生まれ、政治などの外部環境に関係なく、すばらしい世の中へと導いていく仕組みが形成されて行くのではないだろうか。

私は今、その育て方を誤らないで愛情を持って株式会社ぶらんこという子供を育てていきたいと思っている。
そしてこの子供を、スタッフやPingoo!の会員さんたちと一緒に愛情を注いで育てて生きたいと思っている。
きっと良い子に育ち、将来たくさんの愛を提供してくれる立派な会社になると信じている。



comment(1)

初めまして、タダノエイギョウと申します。

DMを頂戴し、早速HPを拝見し、
ブログも読ませて頂きました!

結構、考えが近いかも知れません。

Pingooは少し考えさせて頂きます!

宜しければ意見交換もできれば幸いです。

宜しくお願いします。

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