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category: 夢への一歩
April 10, 2008

カオス

今日は、ほぼ一日スタッフのみんなとブレーンストーミングに明け暮れた。

すばらしいアイデアがたくさん出た。
たくさん、気づかされた。
みんな凄いと思った。

今日ひとつ分かったことは、アイデアを出してもらうことと、自分のアイデアに意見をもらおうとすることには雲泥の差があることに気づいた。

今まで自分でアイデアをひねり出し、自信をつけるためにそれを聞いてもらってアイデアを改善していくという手法をとっていた。
しかしながら、この方法には欠点があり、自分で良いと思っていたものが否定されると自信をなくし、また一から考え直すことになり、時間ばかりが過ぎていく。下手すると聞き手に判断を委ねてしまったり、相手に意見を聞いておきながら採用しないことで相手のモチベーションを下げてしまう。
だから、昨日のブログに書いたように意見を求めても答えが出ないという結論に達してしまう。

今までは結果的にはこの方法でうまく来ていたが、今日ブレストをしてみて驚かされた。
何日もかけて試行錯誤してきたものが、午前中の2時間でみごとに可視化された。
しかも、思いもつかなかった光るアイデアが沢山あった。
感情や気分に左右されない形で出てきたアイデアを見つめながら冷静に判断することができる。

今までは自分がちょっとアイデアマンなんじゃないかと思っていたがそうではなかった。
たまたま運がよく、ロジカルに組み合わせることができていただけだった。

今回のブレストで学んだことは、ブレストを正しく行えば予想以上の収穫が得られるということ。

一方、反省として学んだことも多かった。
正しく行えないと、参加者全員が疲弊することだ。
せっかく可能性のあるアイデアも意見が出ないために発展せず、価値のないものと認識されてしまう危険性がある。

ちなみに、ブレーンストーミングには以下の4つのルールがある。

1.自由奔放
  (奔放な発祥を歓迎し、とっぴな意見でもかまわない)
2.批判厳禁
  (どんな意見が出てきても、それを批判してはいけない)
3.量を求む
  (数で勝負する。量の中から質の良いものが生まれる)
4.便乗発展
  (出てきたアイデアを統合し、改善して、さらに発展させる)

さらに、手順がある。(詳細はこちらのサイトで紹介しています。)

課題を決定した後、リーダーと書記を決め、リーダーの指示に従い意見を出し合う。

今日は私が練習を兼ねてリーダーを努めてみたが、午後は何をやっているのかわからなくなってしまう始末だった。
課題設定と進行に失敗し、それがかなり有意義な時間となるか否かを大きく左右した。

結局、最後は知りきれトンボとなり、沢山の光るアイデアは出たものの、頭の中はカオス状態に戻った。
みんなが帰った後、なんだかこのままでは悔しいので、出してくれたアイデアをマインドマップを使ってまとめてみると、結構整理できた。
これをうまくみんなと共有しながら進行できたらもっと良い時間になったのに、、、とちょっとへこんだ。


ブレーンストーミングの活用は結構難しい。
しかし、この手法を習得できたら、全員の知恵を結集したとんでもなく価値の高いノウハウを手に入れることができる。

しかし、間違って乱用すると時間の無駄ばかりか、誰もついてこなくなる。
かなり、悲しい状態になる。


それでも、なんとか習得したいので時間をかけながらみんなで学んでいきたい。

みなさんには、一度手法を学んでから実行することをお勧めします。



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