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category: 夢への一歩
March 12, 2006

常識の疑問

ベンチャーにおいて起業段階で事業計画書をつくるのは、みんな非常に戸惑いを感じながらの作業をしているのではないかと思う。

企業理念は?
事業の目的は?目標は?
どのくらいの売上見込み?
ターゲットは?
・・・

計画した方が良いのは良く分かる。
それを伝えなければならないとも思っている。
しかし、創業時はニーズを感じて状況に柔軟に対応するように努めた方が、事業計画をたてようと思うよりも100倍価値があるのではないかと思う。

というのも、2週間前お世話になっているYさんより、「それじゃ売れないな」、「その姿勢(感覚?)でいる以上無理だな」、「ズレてる。」、「何も分かってない」など、グサッと来る言葉をたくさん頂いた。しかし、言っていることは一つだったように思う。
正直これには本気で感動した。
自分の一方的な思いを一旦全部否定し、その気持ちを維持するようコントロールしながら市場に耳を傾ける努力をすることができるようになった。

それ以降、お客様やユーザー、市場そのものに利益を与えることが自社の存在意義であり、企業価値を高めるために利益を追求することが代表をする私の使命であることに気づくことができた。

そこではじめて、誰に売るべきか、売らないべきか、市場性は?売上目標は?不足している資源は?
競合は?いつまでに?などなど、、、
こうなってはじめて事業計画の必要性が見えてきたという感じだ。

環境は変化する。出会いや機会によって180°変わる事だってある。
ターゲットとなる市場が変わることもある。
勝ち目がないと気づくことだってある。
そんな時に決めてかかるような計画書を周りが言うような義務感にとらわれて書く必要はないと思う。
自分が必要だと思ったときに計画書は書けばいいのだと思う。

以前ある税理士に、「売上予想も立てられないんですか?経営者失格ですよ。」と言われたことがある。今思えば、何も知らないその税理士を気の毒に思う。

ベンチャーはまず自分の思った通りに動きながら市場に耳を傾けていくことが大切だと思う。
アンテナを張り、これで行ける!と見えたときにはじめて事業計画書の必要性を感じ、書けるスタートラインに立ったことになるのかもしれない。

Yさんのお蔭もあり、ようやくスタートラインに立てそうだ。

起業家は一般常識などにとらわれず、自分を信じて自分のやりかたを見つけながら進めばよいのだと強く感じています。



comment(4)

ひろしさんの一番の武器は素直さに隠れている情熱だと思いますよ。頑張れ!
お祝いのメッセージありがとうございました。またお会いしましょうね。^^V

なるほどぉ?。
ボクも実は事業計画書なるものは作ってない。
机上理論的なものはピンとこないからね。

でも、永井社長のように“なぜ、必要なのか?”が解れば、きっと納得が出来る計画書が作れると思う。

先日はVTR撮影ご協力ありじゅ?!!

みなさん。コメントありがとうございます。
今日も一日頑張ります!

初めまして。
企業説明会に参加した佐藤です。早速お邪魔しました!
永井さんの目力にはとても凄みを感じました。
ベンチャーは自分を信じることから始まるのですね!!
また何かの機会にお会いできればと思います。
それと、隣にいたKさんにもよろしくお伝えください。

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