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category: 夢への一歩
November 8, 2005

マネジメントを学ぶ

本日法務局で登記が完了したことの確認をした。
業務に追われているせいか、あまり実感がないのが本音だ。

最近、やたらと組織やマネジメントに興味を持つようになった。
今まで、マネジメントってそういうものか。と感じてはいたが、差し迫った状況にいるとさすがに学ぶべきところの視点と学べる吸収力が違う。これもOJTだな。

しばらく業務に追われがちだったので、これはまずいと思い、土曜日に無理やり一息ついてネットで経営のための情報収集にに励んだ。

その中で、目からうろこの資料に出会った。
起業パートナーシップ
?起業に必要なリーダーシップとマネジメントのバランス?
高知工科大学の修士論文だが、見事に現在の課題と傾向をつかみ、たくさんのヒントを得ることができる論文だった。
こういう情報がだれでも得られることにつくづくネットのすごさを感じる。

その中で、核心をつかれた文章の一つに

「本来、創業の強みは、ゼロから新たに組織を形成できることにある。ところが現実には人手不足や採用難に悩み、日々の業務に追われて対応が後回しになりがちであり、必要に迫られてから、その場しのぎの策をとるようになってしまう。そして成長するに伴って組織が拡大するにつれて、起業の強みであるスピードを失うことになる。」

感じていた危機感をずばり言い当てられた感じがした。
そのあとにこんな文が書かれている。

「一方、成長しても事業展開のスピードやオープンなコミュニケーションなど、創業期の良さを持っている企業には、必ず人のマネジメントにおける工夫が見られる。」

タイムリーな助言だった。
ちょうど新しい組織(企業)体制を考え、外部環境を利用するいいアイデアが思いついていたところだったからだ。

この手法は少しイレギュラーだと感じてはいたが決断は早まり、すでに手を打っていることに自信を持つことができた。

それにしても知識を持っている人はたくさんいる。そして見事に必要な時に私に助言をしてくれる。
共時性というものなのだろうか?ただの偶然なのだろうか?

いずれにしても今後マネジメント能力を高めることにした。
技術者としての自分はようやく(もうちょっとで)卒業できそうだ。

自分が成長していくことを実感できるのは本当に楽しい。
だから起業はやめられない。



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