2014年6月
June 6, 2014
ものづくり根性!
またまたブログしばらくぶりになってしまいました。
現在も開発に没頭中。
今は新サービスを開発している最中です。
実は今年2月頃PINGOO!のサービスについてアンケートをとったところ、沢山の回答とメッセージをいただき、よし、もっと要望に応えなくては、とPINGOO!の開発を進めていたのですが、その延長ではどうしても叶えることが難しい課題にぶち当たってしまいました。
それは、PINGOO!開発当初の目標である、「ブログでお店へ集客させる」こと。
今ではTwitterやFacebookページ、YouTube、LINE、など、様々な発信媒体ができPINGOO!もそれらに対応してきました。
しかし、やはり直接的な集客にまでは残念ながらまだ至っていない。
発信場所が足りていないためだと感じ、受信できるツールなども開発したけど、ことごとく失敗。
貢献できていない不甲斐なさに苛まれながらそれでも次を考えてきました。
そんな中、外食チェーンを展開する10年来のお客様にしばらくぶりに会い、長引く景気の低迷もあり、お店への集客を切実な課題としていて、「永井さん、いいアイデアないかな、ホームページもやっぱり集客は見えにくいんだよね。」というような話になりました。
あ、昔と何一つ変わっていない!!
自分が少しでもこの課題を少しでも解決したいと思って起業したのに、何の役にも立っていない。
なんだか恥ずかしくなりました。
そこから、インターネットでどうとかいう問題ではなく、とにかくこのお店に集客するにはどうしたらいいんだ?、と立ち返り、そこから企画、企画、企画・・・
これが私のものづくりの始まりです。
そんなものづくりに携わる毎日の心境や状況を書き起こしてみました。
<企画>
ゴールがあるかどうかも分からない中での企画は本当に悶々とした時間を過ごすことが多く、起業の時を思い出すようなしんどい毎日です。
頭はすぐにオーバーヒートし、寝起きの時の1分が一日の最大の成果だったり、ちょっとしたアイデアをひねり出しては一喜一憂。
一つのアイデアを活かそうとすればそれまでの3つのアイデアを捨てる。
そんな作業の繰り返し。。
たまに降りてくる神が、キラっとした直感を形に変えてくれる。
休みの日はそれを待つ。
時に重要なのは外部の情報。
外部の情報といってもぐぐって出てくるものは、ほぼ無視してよく、お客さんや巷の会話。
この前は、ホテル経営者の方が話していた「楽天が利益の半分をもっていってしまう」という嘆き。
だけどそれに頼らざるを得ない実情。
この利益を宿泊者への料理や接客にあてられたら、どれだけお客さんが喜ぶことか、と思うと搾取し過ぎている現状に同じIT業界にいるものとして腹が立ち、またそれがモチベーションとアイデアへと結びつく。
まぁ、そんなことを繰り返すわけだけど、それで自分がそれを解決できるかどうかは分からない。
やれば失敗する方が圧倒的に確立は高い。
でも、考えはやめない。その解決策を探り続ける。
やめれば企画はいつまでも完成することはなく、成功する権利を得られないどころか、妄想で終わり宙に消える。
構想が大きいほど、この作業は難しい。
でも、大きくなければやる意味もない。
それが企画という主な作業です。
<デザイン>
私の場合、デザインは企画と平行します。
なぜなら、頭の中のアイデアやイメージを頭の中に留まらせておくことは難しいから。
それに、色をつけたりデザインしてみると新しい発想が沸いてくることがあります。
なので、デザインするとき、あえて変な色を使ってみたり、ありえない配置にしてみたりすることもあります。
そして、寄り道してしまい変な方向に進んでいき、また元に戻ってくる。ということも多々あります。
でも、その結果、全く同じデザインであっても、違うデザインとして完成されることがあります。
インターネットサービスで重要なのは、機能を機能と思わせない操作性。
操作性こそがデザインと言えるほど重要です。
そのため、ただの絵だけではなく、コーディングも行い、その触感も試しながら、膨大なコードを書きます。
でも実施に使うのは1割にも満たないソースコード。
夜に作って最高の出来だと思ったものが、朝に見ると「ん?」なんか違う。なにが違うか分からないけど、なんか違う。
ということが多々あり、そんなときは黙認せず、その突っかかりが潰れるまで、考え、試します。
するとその突っかかりは増えたり減ったりしながら、不思議と徐々に収束していきます。
そのときは企画も同時に収束しています。
そして、企画とデザインが大筋まとまります。
<ライティング>
実はこれが一番苦手な作業。
言いたい思いはあるんだけど、言葉が出てこない。
モニターに向かって1,2時間考えているのはざら。
言いたい思いがある以上、人に任せるのも難しい。
だって、それはサービスそのものだから。
どうやったら、相手にすんなり心に響き、感じてもらい、わくわくし、誤解することなく理解まで至ることができるか。
そんなの頭で考えてもなかなかでてこない。
直感でズドーンっと行きたい。
もう、これは芸術は爆発だ!、の世界だ。
「言霊」という言葉が頭の中をうろうろする。
そしてその言霊はうろうろしながら左脳に入り込んでしまい、もう出てこなくなってしまう。
なので、うろうろした!と思ったらひたすら紙に書いておく。
しかし、あちこちで書いてしまうものだから見当たらなくなり紛失することもしばしば。
しかし、あのときのインスピレーションは戻らない。なのでひたすら探す。意地になって探す。
もうこうなると、言葉を捜してるんだか紙を探してるんだか分からなくなる。
<プログラミング>
基本これは、一緒にやっている渡部君に任せています。
任せられるからこそ、自由に発想し、構想し、妄想させていただいている。
しかし、作れないものを妄想しても意味がないので、常に実現可能かその仕様を頭の中で瞬時に組み立て、ちょっと不安なものはさくっとぐぐって技術調査しておく。
あんまり技術に入り込んでしまうとユーザー目線が大事な企画に支障をきたすのでさくっと掴んでおくのがコツ。
一方でITの場合、技術を知らないことでアイデアを生むチャンスを逃してしまったり、発想そのものを狭めてしまうことがある。
なので、これもおろそかにはできない。
「こんな難しいことは今は無理かな?」と思うことも、それなりに突っ込んでいけば意外と得られる。
まずは突っ込んでいくことが大事。
しかし新しいことだらけだとサービスの質が下がるリスクが高まるので、一旦はまった後に避けておくことも大事。
そのはまった技術は数ヵ月後にすんなり自分の技術になっていることも良くある。
しかし、ここは体力勝負なところがあり、自分の今の年齢も考慮しておかなければ、と技術に向き合う姿勢と直観力だけは磨き続け、後任を育てることが課題となってきている。
書けない訳ではないが、やっぱり全部は無理だ。
やっぱりここは、今のところ目覚しい成長を見せている渡部君の成長にかかっている。
<経営>
そんなものは今必要ない。
<営業>
できない。
という感じです。
そしてようやく今、作るものも決まり、形になりつつあり、ひたすら作業を進められる段階にきました。
しかし、今もなお企画からデザイン、プログラミングまで、一切妥協できない状況でものづくりを進めています。
この、やり抜く覚悟と、ものづくりに対して真剣であること。
ここにものづくりに限らず、色々なことが凝縮されているのだと、その真髄を感じるようになりました。
逆を言えば、信念を持ち、逃げずに取り組む姿勢や人に対する優しさ、愛などの人間力を高めることが、ものづくりにも直接的に作用し、影響し合うものだと感じます。
日本人のものづくりの精神、誇れるよう受け継ぎ、成長し、多くの人の役に立てるよう努めたいと思います。
以上、私のものづくり根性論でした。
追伸
それでも、努力が足りず失敗してしまうベンチャーという世界。
多くの人に迷惑をかけてしまいます。
信頼を裏切る恐怖と戦いながら挑戦させてもらっています。
失敗すると、やっぱりあの人は間違っていた、と言われてしまいます。
自分を弁護するようですが、挑戦やものづくりに掛けると、こういった状況に陥りやすいのも事実だと思います。
どうか、これから挑戦をしようとする人、ものづくりに真剣になっている人に利害ではなく、現象として温かく見守って欲しいと思います。
このことを声高らかに言えるよう、私自身成功し、次の時代に貢献したいと思います。
そしてそれはまた、自分の夢であり、支えです。
久々のブログ、長文となりました。
またしばらく開発に没頭することになると思うので、、、
ごきげんよう。
現在も開発に没頭中。
今は新サービスを開発している最中です。
実は今年2月頃PINGOO!のサービスについてアンケートをとったところ、沢山の回答とメッセージをいただき、よし、もっと要望に応えなくては、とPINGOO!の開発を進めていたのですが、その延長ではどうしても叶えることが難しい課題にぶち当たってしまいました。
それは、PINGOO!開発当初の目標である、「ブログでお店へ集客させる」こと。
今ではTwitterやFacebookページ、YouTube、LINE、など、様々な発信媒体ができPINGOO!もそれらに対応してきました。
しかし、やはり直接的な集客にまでは残念ながらまだ至っていない。
発信場所が足りていないためだと感じ、受信できるツールなども開発したけど、ことごとく失敗。
貢献できていない不甲斐なさに苛まれながらそれでも次を考えてきました。
そんな中、外食チェーンを展開する10年来のお客様にしばらくぶりに会い、長引く景気の低迷もあり、お店への集客を切実な課題としていて、「永井さん、いいアイデアないかな、ホームページもやっぱり集客は見えにくいんだよね。」というような話になりました。
あ、昔と何一つ変わっていない!!
自分が少しでもこの課題を少しでも解決したいと思って起業したのに、何の役にも立っていない。
なんだか恥ずかしくなりました。
そこから、インターネットでどうとかいう問題ではなく、とにかくこのお店に集客するにはどうしたらいいんだ?、と立ち返り、そこから企画、企画、企画・・・
これが私のものづくりの始まりです。
そんなものづくりに携わる毎日の心境や状況を書き起こしてみました。
<企画>
ゴールがあるかどうかも分からない中での企画は本当に悶々とした時間を過ごすことが多く、起業の時を思い出すようなしんどい毎日です。
頭はすぐにオーバーヒートし、寝起きの時の1分が一日の最大の成果だったり、ちょっとしたアイデアをひねり出しては一喜一憂。
一つのアイデアを活かそうとすればそれまでの3つのアイデアを捨てる。
そんな作業の繰り返し。。
たまに降りてくる神が、キラっとした直感を形に変えてくれる。
休みの日はそれを待つ。
時に重要なのは外部の情報。
外部の情報といってもぐぐって出てくるものは、ほぼ無視してよく、お客さんや巷の会話。
この前は、ホテル経営者の方が話していた「楽天が利益の半分をもっていってしまう」という嘆き。
だけどそれに頼らざるを得ない実情。
この利益を宿泊者への料理や接客にあてられたら、どれだけお客さんが喜ぶことか、と思うと搾取し過ぎている現状に同じIT業界にいるものとして腹が立ち、またそれがモチベーションとアイデアへと結びつく。
まぁ、そんなことを繰り返すわけだけど、それで自分がそれを解決できるかどうかは分からない。
やれば失敗する方が圧倒的に確立は高い。
でも、考えはやめない。その解決策を探り続ける。
やめれば企画はいつまでも完成することはなく、成功する権利を得られないどころか、妄想で終わり宙に消える。
構想が大きいほど、この作業は難しい。
でも、大きくなければやる意味もない。
それが企画という主な作業です。
<デザイン>
私の場合、デザインは企画と平行します。
なぜなら、頭の中のアイデアやイメージを頭の中に留まらせておくことは難しいから。
それに、色をつけたりデザインしてみると新しい発想が沸いてくることがあります。
なので、デザインするとき、あえて変な色を使ってみたり、ありえない配置にしてみたりすることもあります。
そして、寄り道してしまい変な方向に進んでいき、また元に戻ってくる。ということも多々あります。
でも、その結果、全く同じデザインであっても、違うデザインとして完成されることがあります。
インターネットサービスで重要なのは、機能を機能と思わせない操作性。
操作性こそがデザインと言えるほど重要です。
そのため、ただの絵だけではなく、コーディングも行い、その触感も試しながら、膨大なコードを書きます。
でも実施に使うのは1割にも満たないソースコード。
夜に作って最高の出来だと思ったものが、朝に見ると「ん?」なんか違う。なにが違うか分からないけど、なんか違う。
ということが多々あり、そんなときは黙認せず、その突っかかりが潰れるまで、考え、試します。
するとその突っかかりは増えたり減ったりしながら、不思議と徐々に収束していきます。
そのときは企画も同時に収束しています。
そして、企画とデザインが大筋まとまります。
<ライティング>
実はこれが一番苦手な作業。
言いたい思いはあるんだけど、言葉が出てこない。
モニターに向かって1,2時間考えているのはざら。
言いたい思いがある以上、人に任せるのも難しい。
だって、それはサービスそのものだから。
どうやったら、相手にすんなり心に響き、感じてもらい、わくわくし、誤解することなく理解まで至ることができるか。
そんなの頭で考えてもなかなかでてこない。
直感でズドーンっと行きたい。
もう、これは芸術は爆発だ!、の世界だ。
「言霊」という言葉が頭の中をうろうろする。
そしてその言霊はうろうろしながら左脳に入り込んでしまい、もう出てこなくなってしまう。
なので、うろうろした!と思ったらひたすら紙に書いておく。
しかし、あちこちで書いてしまうものだから見当たらなくなり紛失することもしばしば。
しかし、あのときのインスピレーションは戻らない。なのでひたすら探す。意地になって探す。
もうこうなると、言葉を捜してるんだか紙を探してるんだか分からなくなる。
<プログラミング>
基本これは、一緒にやっている渡部君に任せています。
任せられるからこそ、自由に発想し、構想し、妄想させていただいている。
しかし、作れないものを妄想しても意味がないので、常に実現可能かその仕様を頭の中で瞬時に組み立て、ちょっと不安なものはさくっとぐぐって技術調査しておく。
あんまり技術に入り込んでしまうとユーザー目線が大事な企画に支障をきたすのでさくっと掴んでおくのがコツ。
一方でITの場合、技術を知らないことでアイデアを生むチャンスを逃してしまったり、発想そのものを狭めてしまうことがある。
なので、これもおろそかにはできない。
「こんな難しいことは今は無理かな?」と思うことも、それなりに突っ込んでいけば意外と得られる。
まずは突っ込んでいくことが大事。
しかし新しいことだらけだとサービスの質が下がるリスクが高まるので、一旦はまった後に避けておくことも大事。
そのはまった技術は数ヵ月後にすんなり自分の技術になっていることも良くある。
しかし、ここは体力勝負なところがあり、自分の今の年齢も考慮しておかなければ、と技術に向き合う姿勢と直観力だけは磨き続け、後任を育てることが課題となってきている。
書けない訳ではないが、やっぱり全部は無理だ。
やっぱりここは、今のところ目覚しい成長を見せている渡部君の成長にかかっている。
<経営>
そんなものは今必要ない。
<営業>
できない。
という感じです。
そしてようやく今、作るものも決まり、形になりつつあり、ひたすら作業を進められる段階にきました。
しかし、今もなお企画からデザイン、プログラミングまで、一切妥協できない状況でものづくりを進めています。
この、やり抜く覚悟と、ものづくりに対して真剣であること。
ここにものづくりに限らず、色々なことが凝縮されているのだと、その真髄を感じるようになりました。
逆を言えば、信念を持ち、逃げずに取り組む姿勢や人に対する優しさ、愛などの人間力を高めることが、ものづくりにも直接的に作用し、影響し合うものだと感じます。
日本人のものづくりの精神、誇れるよう受け継ぎ、成長し、多くの人の役に立てるよう努めたいと思います。
以上、私のものづくり根性論でした。
追伸
それでも、努力が足りず失敗してしまうベンチャーという世界。
多くの人に迷惑をかけてしまいます。
信頼を裏切る恐怖と戦いながら挑戦させてもらっています。
失敗すると、やっぱりあの人は間違っていた、と言われてしまいます。
自分を弁護するようですが、挑戦やものづくりに掛けると、こういった状況に陥りやすいのも事実だと思います。
どうか、これから挑戦をしようとする人、ものづくりに真剣になっている人に利害ではなく、現象として温かく見守って欲しいと思います。
このことを声高らかに言えるよう、私自身成功し、次の時代に貢献したいと思います。
そしてそれはまた、自分の夢であり、支えです。
久々のブログ、長文となりました。
またしばらく開発に没頭することになると思うので、、、
ごきげんよう。
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